多彩なソフトウェア機能

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寸法測定や画質補正が可能

一般的な顕微鏡は対象物を拡大して観察するのに接眼レンズを使用しますが、デジタルマイクロスコープは接眼レンズを必要としません。デジタルマイクロスコープは拡大画像をモニターに表示して観察するタイプの顕微鏡で、医療分野や工業分野で導入事例が増加中です。このタイプの顕微鏡はソフトウェアと連携することで、多彩かつ高度な機能が利用できるようになる点でも人気が高まっています。デジタルマイクロスコープに実装されるソフトウェア機能にはメーカーごとに多くの種類がありますが、中でも代表的な機能は寸法測定機能と画質補正機能です。顕微鏡を使って微細な対象物の寸法をミクロ単位で測定する際には、測定の精度が求められてきます。精密機器各社の発売するデジタルマイクロスコープは、拡大表示した対象物を静止画や動画の形で撮影できる機種が大半です。一般的な顕微鏡だと観察時に寸法を測定しなければなりませんが、撮影可能なデジタルマイクロスコープなら撮影画像や動画を使って後から大きさを測定できます。メーカーごとに特色のある測定ツールや描画ソフトが用意されており、測定の精度を高めるためのオートキャリブレーション機能を備えた製品も少なくありません。デジタルマイクロスコープの持つもう1つの優れた特長は、撮影した静止画や動画を容易に画質補正できる点です。特に立体的な構造を持つ対象物を撮影した場合は狭い範囲にしかピントが合わず、全体が鮮明に映らないケースが出てきます。そうした対象物でも焦点距離を変えて撮影した複数の画像を合成することで被写界深度が拡大され、広範囲にピントを合わせたような画像が作成できるのです。こうした画質補正機能にはダイナミックレンジを拡大して細部を鮮明にするテクニックも含まれ、測定精度アップに大きく貢献します。検査に役立つソフトウェアを備えたデジタルマイクロスコープは、病理検査や検査工程の効率化に不可欠なのです。

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